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研究室配属を希望する学生さんへ

メディアインタラクション研究室では,メディア技術を使って社会貢献や生活の質の向上などを目指した研究を行います.そのため,特定のメディア技術に特化した研究室ではなく,様々なメディア技術(画像,CG,VR,音、AI)などを扱い研究室になります.特に,「ひと」に対象としたシステムの開発や「ひと」の認知を知る研究などを行います.これまでに,プログラミング教材,スポーツ支援アプリ,リハビリテーション支援,イラストレータ支援,ゲームクリエイター支援,人が絵を見たときにどこを見て声を当てはめているのか,人とエージェントの対話など「ひと」に関わる研究であれば,どのようなテーマでもだいたい大丈夫です.もちろん,配属時にやりたいことがまだ決まっていない学生さんも大歓迎です.面白いことは,ふとした時に見つかります.テーマは,教員が持っている課題から選んでもらうことや自身で興味のある研究について教員とディスカッションをして進めてもらうこともできます.教員は,話すことが大好きなので是非ともディスカッションをしてください.

研究室の基本的な方針は,学校に来たら教員に挨拶をすることです.研究活動においては,オンラインでもできるのであれば,オンラインでやっていただいて構いません.研究室のコアタイムについては,特に定めておりませんが,夕方以降は色々な学外へ出ていくという方針をしています.これは,自分のスキルアップなどに夕方以降は当ててほしいからです.ですので,メディアインタラクション研究室では,比較的17時以降は残る学生がほとんどいない研究室です.もちろん,修士研究や卒業研究の提出間近などであれば,残ってしまう場合もありますが,原則自分の時間も大切にしようという方針です.ですので,ハッカソンなどの学外イベントに行ってもいいですし,アルバイトをしていてもかまいません.特に教員からとやかく言うことはありません.ただし,研究活動が遅れている場合は,何か言うかもしれません.このような方針の中で教員も用事がなければ帰宅し自分の研究などの時間を作ります.ですので,教員とのディスカッションはアクティブタイムな時間で行います(休日や遅い時間などはしません).

私は学生さんたち全員に本学の大学院に限らず,大学院への進学を推奨しています.これは,就職してからは伸ばすことが難しい力を身に着けられること,理工系・情報系の分野の進学率が高く(約40%)就職後のライバルになる人との差を減らすなど様々な理由があります.もちろん,工学系の大学では,就職できるため魅力的でありますが,進学することにより就職の幅が大きく広がることもポイントであると考えます.

研究室配属の基準については,GPA,取得単位数,必修科目の取得状況,面接と総合的に判断して決定します.

情報ゼミナールについて

メディアインタラクション研究室に配属されたゼミ生は,夏休み前に先輩の研究の中間発表会に必須で参加してもらいます.これは、先輩たちがどんな研究をしているのかを見てもらうためでもありますし,質問の練習にもなります.メディアインタラクション研究室では,ゼミ・研究活動において質問するということを求めています.これは,話を聞くこと,自分の意見を表出することなどになり,研究活動のほかに就職後にも役に立つスキルです.

また,通常の情報ゼミの内容に加えて,次の活動を行います.

  1. 夏課題
  2. PBL課題

通常の情報ゼミ(後期の講義)では,卒業研究に取り組むため輪講,テクニカル演習(文献検索方法,プレゼンテーションデザイン,TEX,Gitなど)の取り組みを行います.

1.夏課題

各自に夏休みの時期を使い,(1)モノづくり課題,(2)外部交流課題,の2つを課し,後期の初回のゼミにて報告してもらいます.

(1)モノづくり課題では,毎年テーマを与えますので,そのテーマに従ったモノづくりをしてもらいます.テーマは以下のようになっています.

  • 2022年度:M5Stack Basicを使い,身の回りの課題を見つけ,解決せよ
  • 2021年度:あなたの身の回りの課題を見つけ,解決せよ

(2)外部交流課題では,アイデアソン・ハッカソン・学会聴講など学外での活動へ参加し,報告してもらいます.これは,学内だけでなく,外部の世界を知ってもらうこと,学外との交流を自ら行ってもらいたいということで実施しています.

2.PBL課題

現場からの課題をグループで解決する活動を行ってもらいます.前期でアイデアソン,後期でハッカソンを行っていきます.これまでの活動では以下の課題に取り組んでいます.

  • 2022年度:未定
  • 2021年度:小学校の教育現場の課題を解決する
    • 体調管理のDX化:コロナ禍の影響により,毎日の児童の体調管理を紙ベースで行っているが,多忙による上長への報告忘れなどの問題を解決するための体調管理DXに取り組みました[Youtube].
    • 宿題管理アプリ:1クラス30数名の教科ごとのノートなどを収集する際に,だれが何の教科を出したのかを収集するのは多忙であるため,この問題を解決するためのアプリケーションを開発しました[Youtube].

3.その他

別途,学内で開催されている国内PBL,国外PBL,海外留学などは積極的に応援します.自身のスキルアップを目指してください.

修士や卒業研究について

メディアインタラクション研究室では,3年生の1月から卒業研究に取り組んでもらいます.特に,1月~3月は卒業研究の計画をみっちりと立ててもらい,4月以降に研究を始めてもらうための準備をします.そのため,就職を希望する学生さんは,就職活動と研究活動を並行で進めてもらう必要があります.進学を希望する学生さんは研究活動に専念してください.卒業研究の計画を立てられていない人は,研究をスタートすることを認めていません.それくらい研究の計画は重要です.

また,研究活動にあたり卒業研究では1回以上/年,修士研究では2回以上/年の国際発表を含む学外発表を必須としています.これは,自身の研究を発信すること,自身の研究のプチゴールとして位置づけ研究を進めること,学外の様々な人の意見を得ること,学外とのつながりを得ること,などの理由からこのようにしています.自分の中でプチゴールとして設定することで,研究を進めなければならないというモチベーションアップにもつながります.また,学費を払っているわけですので,その還元で色々な学会へ赴き,いろいろな場所での出会いなどに活用してもらいたいからです.また,このようなアクティブな活動が,これからの研究室の発展にもつながるからです.